2007年6月2日土曜日

The Great Okinawan Econometrician


といえば、沖縄が日本に復帰する前から、正しい手続きと推計手法によるモデルビルディングを行ってきた富永斉琉球大学名誉教授です。

沖縄の復帰(1972)といえばオイルショックの渦中にある時期で、60年代において圧倒的な信頼を寄せられていた計量経済モデルに対して、手厳しい批判が始まってきた時期です。

当時の計量モデルは、経済理論や推計手続きにあまりとらわれず、自由に(悪く言えば単なる回帰式を連立方程式のごとく、羅列しただけ)作成されていた。

そのため経済理論や推計手法とかには、あまり注意を払っていなかった。
沖縄も例外ではない。一人富永先生のみが経済理論にのっとった標準化されたモデルの構築とTSLSやTSPCなどの推計手法に取り組んでいた。

2006年に琉球大学を退官されたが、最後を記念した講義が開催されました。

沖縄県を数量経済史的な側面から取り上げたのも、先生がおそらく嚆矢。
そんなわけで戦後沖縄の経済成長を長期的視点から取り上げた講義であった。


1番弟子の野崎四郎沖縄国際大学教授かねぎらいの花束贈呈。


大城肇琉球大学教授、野崎先生、富永先生、名嘉座元一沖縄国際大学助教授。

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